社会福祉法人福田会理事長、太田孝昭によるご挨拶
私は福田会の理事長の、太田孝昭です。本日はシベリア孤児子孫の皆様にお集まりいただき、とても感謝しております。
シベリア孤児子孫の皆様の祖先は、何らかの形でポーランドの独立運動に参加されたのだと、私は理解しています。
独立運動とは、戦争だったと私は考えています。皆様の祖先は、その戦争の英雄なのです。
すなわち、今日お集まりいただいた皆様は、英雄の子孫であったのです。
その、「英雄の子どもたち」の救済に日本国が関わり、支援できたことは、日本国の誇りです。
しかし、100年間という長い年月が、この記憶を風化させました。
我々福田会は、日本とポーランドの友好のために、この史実を記憶し続けなければならないと考え、
シベリア孤児帰国100周年記念事業を立ち上げました。
しかしコロナは、2020年に開催すべき事業を延期させました。
そこで、日本大使館の宮島大使と相談して、その前哨戦とも言うべき、皆様と直接会う機会を作ることを決定し、
今日このような形の会合を開催するに至りました。
日本大使館の皆様をはじめ、本日お集まりいただいたすべての関係者の方々のご尽力・ご列席なしには、
今回の会合は実現しなかったと考えております。
皆様の一片ならぬご協力、感謝に堪えません。ありがとうございました。
来年、2023年9月には、記念事業を大々的に催行します。ぜひいらっしゃってください。
そしてここにお集まりいただいた関係者の皆様、来年もご協力をよろしくお願いいたします。
日本ポーランドの友好の礎となることを祈念して、ご挨拶といたします。